#02 ダンスアライブのルールを変えた理由

2019/07/21

#02 ダンスアライブのルールを変えた理由

ダンスアライブを始めて十数年が経ちました。まず今まで続けてこれたことに対して参加していただいている皆さんに感謝しています。そして続けてきたからこそ今のタイミングで変わらなければいけないコトがあると、自分の中にある直感が動きました。それはダンスアライブが創ったポイントランキング制度です。

僕はダンス界においてスターを輩出するのに大事なのは『ストーリー』だと感じていました。バトルをショットで終わらせずに年間で戦い続ける仕組みをつくり、年間を通じて戦う理由をつくり、そしてその先にある名誉をつくることを念頭に置いて年間バトルイベントを設計したのです。

ダンスアライブのブランドを今まで構築してきてる間に、時代の流れやダンス界も大きく変わってきました。そんな中で、バトル時代における大きなうねりは創ることができたのでは。と感じていますが、『ダンス界のスター』は今のままではつくれないと思いました。問題はダンスアライブの先にある道の設計でした。ダンスアライブに出ることで人生が変わる、王者になることで圧倒的な存在になる、という世界までは創ることができてなかったのです。

何かが違うのでは?『ダンス界のスター』を創るという目的がいつの間にか、いろいろな壁にぶち当たってはその壁を乗り越える為に徐々に目的地からズレていたのです。自分の感覚とのズレがいくつもあると感じた中で、まず抜本的に今まで創り上げてきた仕組みを見直すことに着手しました。その一つが2018年からのルール変更とポイントランキング制度の廃止です。

ポイントシステムでストーリーを生むということは今でもあります。KIDSとRIZEに関してはこのポイントランキング制度はまだ有効であると判断しました。4STYLESはポイントランキング制度を廃止し、優勝者のみが国技館に行くことができるというルールに変えました。そして新たな試みとしてその年に活躍しているダンサー、海外ダンサー、誰もが見たい対戦を実現できるダンサーを運営サイドで選定する招待枠を3つ用意し、決勝大会がより面白くなるよう変更し、前日予選で最後の1枠を決めるという大会へと変わりました。

古き良きルールを継続していくことも良いでしょう。しかし僕は、今までの結果を踏まえてアップデート、試行錯誤を繰り返して更に良い大会へと変えていきたいと思っています。一つ一つの重みも生まれ、決勝大会への意識も変わり、何より見にきてくれているお客様やファンや生徒がワクワクできるように。ダンスアライブが最高のダンスエンターテインメントになり『ダンス界のスター』を生み出すまで戦い続けたいと思います。